2006年01月27日

特定失踪者「白鳥英敏さん」

昨日千葉から失踪した古川了子さんの拉致認定を求める裁判があり、その前に裁判所前で行なわれたビラ配りのお手伝いに行きました。写真撮るのを忘れてしまいました。(^_^;)

詳しくは、aoinomamaさんのブログをごらん下さい。→http://aoinomama13.seesaa.net/article/12319270.html

会社を午前中お休みした関係上、裁判はほとんど見ることができなかったのですが、裁判前に古川了子さんのご家族・生島孝子さんのお姉さん・私、そして長野県から白鳥英敏さんの妹さんと、四家族とお話ができました。
後に傍聴席には佐々木悦子さんのお母さんもお見えになりました。21日に行なわれた南越谷での講演会に、都会の大雪のため欠席したことを、申し訳なく思いつつご挨拶のみとなってしまったのですが・・・。

さて、特定失踪者「白鳥英敏さん」についての公開情報を見ますと、
昭和24(1949)年10月27日生まれ、昭和44(1969)年7月失踪、当時19歳
信州大学農学部1年で、長野県松本市の下宿先から失踪されました。
「家主が毎日、下宿から出かけるとき、帰ったときに声をかけていたが、本人が入院中のため留守で、いつごろからいなくなったのか分からない。退院してきていなくなったのではないかと、家主から家族に連絡があった。家族が大学に行き調べた結果、7月中旬頃大学の図書館で見かけた人がいることが分かった。父あての最後、の葉書(44.6.25付)では、学生紛争中ではあるが少しはクラスで勉強したり、クラブでコロナ観測所に行くこと、6月30日の夕方に帰ること等が書いてあった。学生運動に熱中している様子もなく、家出する理由もない。部屋の中も暮していたままで食事のあとがそのままで、食器も洗わずにおいてあった。」となっています。

この情報だけ見ても、学生紛争の時代(兄は当初、警察に内ゲバで捜査されていました)、失踪月・失踪した年齢・大学生・誕生日などから、兄・清文を連想します。また、失踪した後の部屋の中の状態が、まだそこに居る様な、生活感のある室内であったことが、杉並近辺若者連続失踪など多くの失踪事件と同じです。入院後の失踪と言うのも、どこかで聞いた話ではありませんか?

兄の七つ年上である白鳥さんが失踪して、三年後の昭和47(1972)年4月に、信大松本キャンパスに近い県ヶ丘高校に兄は入学しています。兄の高校時代の先輩に当たる同窓会の皆さんに聞いた話では、兄の高校時代から前(白鳥さん失踪時期を含む)の時代、近隣には在日の色が濃く、松本駅の西側には、「朝鮮総連」の大きなたて看板があったそうです。
現在でも、高校の斜向かいの区画に、ハナ銀行が存在します。(調布で、大学一年時の下宿先至近にも、元朝鮮銀行のビルがあるのですが・・・)兄の同級生の方たちより、先輩の皆さんの方が、自分が拉致の標的にされたかもしれない感が強い様でした。ただし、現在長野を離れている人たちですが・・・。

白鳥さんは、0番台の8次公開でしたが、公開の前の頃から、真鍋さんに、大町ルートの危険性を聞いていたので、松本からの失踪がとても気になりました。調査会にて詳しく聞こうと思ったら、実はご家族と手紙や電話のやり取りしかない(調査会がいかに多忙かお察し下さい)との事だったので、私自身が、長野県南部のご実家にいらっしゃる、妹さんにお話を聞きに行きました。そういった事情で私は面識があったのですが、荒木代表に面会されたのは今回初めてとなりました。担当の(はず)真鍋さんには、まだお会いした事がないそうです。

白鳥さんが農学部だったのは、ご実家が農業だったためと思われます。妹さんが跡を継いで、畑を守っている関係上、農閑期にしか動く事ができません。今年こそは何とかして欲しいとの思いで、昨日東京にいらっしゃったとの事です。他の失踪者のご家族と意見交換をされて、どんなお気持ちだったでしょうか。

生島さんのお姉さんは、家族の間で、気持ちのやり取りができる企画をしたいと言う意見を出されました。その折には、一般向けにこのブログを利用したいと思いました。
posted by KONA at 12:47| Comment(0) | TrackBack(2) | 拉致・特定失踪者 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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