一番古い、兄との思い出は、自宅の洋室でソファーに座る兄の膝の上に座って、周りには、兄の友人と思われる、お兄さん達が居る記憶です。
兄が小中学生の頃は、友達が良く遊びに来ていたと聞きます。
また、友人の御一方には、「オーディオでクラッシックのレコードを聴きに、高野くんの家に遊びに行っていたよ。」と、話を伺いました。
何回かあった光景が、記憶になっているのだと思います。

向かい合って両手を繋ぎ、兄の膝に登るようにして、でんぐり返りする遊びを、良くしてもらいました。兄が居なくなったと理解したとき、「もうでんぐり返りしてもらえないんだ。遊んでもらえないんだ。」と悲しく思った記憶があります。
失踪の前年だと思うのですが、湘南方面に親戚が居るので、そこを訪問し、どの辺りか定かではないのですが、湘南の海で海水浴をしました。
兄の横で、浮き輪につかまっていると、背後からの波で浮き輪ごと逆さまになりました。KONAとしては、突然水の中が見えてびっくりしたのですが、兄があわてて浮き輪を戻したのだと思います。水面上に景色が戻ると、兄がほっとした表情をしていたのが思い出されます。

大学一年入学か、二年の進学の時か定かではないのですが、兄の春休みに、当時話題になっていた、パンダ観たくて、上野動物園に、家族五人で行きました。
父がカメラ係、真ん中の兄が荷物係、清文兄が私の係で、母は楽させてもらったと言います。
自分が着ていた、ピンクのワンピースに黄色の迷子札がとても鮮明に記憶に残っています。
兄に沢山じゃれて、抱っこや肩車をしてもらいました。

真ん中の兄に子供が生まれた時、こんな事を言っていました。「なんか懐かしい匂いがすると思ったら、お前が赤ちゃんの時の匂いだった。」と。失踪した兄・清文が無事に生きて生活し、子供が生まれているなら、その匂いで、KONAを思い出す事があったかもしれません。








